健保からのお知らせ

2015/07/09

「データ分析」結果とその対策について 第2回

「データヘルス計画」(健康経営関連プロジェクト)
「データ分析」結果とその対策について 第2回
 
当健保の「データヘルス計画」については、平成27年3月28日付の健保HPでの「健保からのお知らせ」の通りですが、今回は医療費分析を中心に説明させていただきます。詳しくは添付のPP資料「データ分析結果とその対策について その」をご参照願います。
 
【日本の医療費について】
日本の国民医療費は高齢化と医療の高度化により毎年2-3%台の伸びを示しており、
平成25年には40兆円を超え(実績見込みベース)、内、後期高齢者の医療費は14.2兆円(国民医療費の35.5%)を占めています。団塊の世代がすべて75歳以上となる「超高齢化社会」を迎える平成37年(2025年)には国民医療費は61.8兆円、内、後期高齢者の医療費は28.0兆円(国民医療費の45.3%)を占めると推計されています。この医療費の増加(約22兆円)の財源の確保のためには自己負担(窓口負担)、消費税等の引上げ及び健康保険料率の引上げ等が考えられますが、現役世代の負担(納付金)は限界に達しつつあります。
 
【データヘルス計画の目的について】
「財政再建と社会保障(医療を含む)改革」においては、国民の「健康寿命」の延伸を目的に、また、将来的に医療費の伸びを抑えるために、「健診データ」と「レセプトデータ」を突合させ、未受診者(健診及び通院)に対して「受診勧奨」を行い、糖尿病、高血圧及び脂質異常のリスク保持者への「重症化予防」(ハイリスクアプローチ)を実施するなど、「データ分析」に基づく効率的・効果的な保健事業をPDCAサイクルで実施することが健保組合を含む全保険者に求められています。
 
【生活習慣病対策について】
以下のデータ分析により、やはり生活習慣病対策が重要である再認識されました。糖尿病、高血圧、脂質異常などの高リスク者への重症化予防も重点的に実施しますが、40歳以上のメタボ該当者・メタボ予備群の割合を低減させるべく、「積極的支援」並びに「動機付け支援」の若年層からの特定保健指導による生活改善が求められます。昨年度より「特定保健指導」の対象者を40歳(法定)以上から35歳以上に拡大して実施しています。
 
【医療費分析について】
今回使用したDATAの種類と内容(DATAから見えてくること)は以下の通りです、
 DATAの種類 
DATA 1. 法定給付費の推移(総額並びに一人当たり)
DATA 2. 一人当たりに掛かる給付費(被保険者・被扶養者・前期高齢者)
DATA 3. 年代別医療費
DATA 4. 生活習慣病 一人当たり医療費(被保険者)
DATA 5. 傷病別医療費
DATA 6 疾病別順位及び内訳
その 順位1位~2位
その 順位3位~4位
 
 DATAから見えてくること
DATA 1. :保険給付費は年度により若干の凸凹がありますが、概して右肩上がりに上昇
しています。被保険者一人当たりの法定給付費は全健保平均と大きな差はありませんが、
これを加入者一人当たりでみると当健保の給付費が全健保組合平均より2-3万円程度
低いことが判ります。つまり、当健保組合の加入者の皆さんは比較的健康であり、結果、医療費も低く抑えられていると言えます。 然しながら、当健保組合の扶養率は
1.27と高い(全健保組合平均は0.86)ので、保険料を負担している被保険者一人当たりに引き直すと全健保組合平均並みの法定給付費となります。
 
  DATA 2.:ここでは被保険者・被扶養者・前期高齢者の一人当たりに掛かった法定給付費を
見ています。被保険者・被扶養者ともに全健保組合の平均よりも低く収まっています。
前期高齢者の場合は、その差が更に大きくなっていますが、平成23年度以降当健保の
伸び率は全健保平均よりも大きく、差額は縮まっているようです。
 
DATA 3.:ここでは年代別の医療費を見ています。被保険者(男性)の場合は加齢とともに
 医療費が伸びていることが判ります。一方、被保険者(女性)の場合は、男性のように
 なだらかなカーブを描くのではなく、30~34歳代、45~49歳、50~54歳代が高く
なっています。被扶養者では0~4歳までの乳幼児の医療費が高くなっています。
 
DATA 4. :生活習慣病では加齢とともに医療費が伸びていることが判ります。
 
DATA 5. :傷病別医療費では、本人と家族の傷病別に掛かった医療費を見ています。
  被保険者本人では、1位 新生物(がん)、2位 循環器系の疾患、3位 消化
器系の疾患 4位 筋骨格及び結合組織の疾患(関節症、腰痛症など)の
順位をなっています。 被扶養者家族では、1位 感染症及び寄生虫症、2位 
新生物(がん)、3位 筋骨格及び結合組織の疾患(関節症、腰痛症など)、
4位皮膚及び皮下組織の疾患(皮膚炎、湿疹など)となっています。
 
次回(その)は、8月初旬に、データヘルス計画における「保健事業」について説明させていただきますので、宜しくご期待ください。
 
以上

添付ファイル

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